「”冷えとり”は聞いたことがあるけどよく分からない」「分からないけど興味はある」という状態ではありませんか?
魅力的な響きの「冷えとり健康法」、もし効果があるものだと分かればやってみたいですよね。
この記事では「冷えとり健康法とはどのようなものなのか」「効果はあるのか」「どうやって行えばいいのか」「危険ではないのか」について、わたしの体験をまじえてお伝えします。
わたしは本で「冷えとり健康法」を知り、読み終えた翌日からさっそく冷えとりに挑戦してみました。
結果、肌がつるんとしたり、肩こりがましになったり…。この冷えとり健康法はとっても気持ちがよくて効果的で、わたしにとってはかなり合うものでした。
ぜひ、あなたも「冷えとり健康法」の魅力を知り、小さなところから挑戦してみてくださいね。
体の根本から健康な生活を始めましょう。
冷えとり健康法開発者の進藤義晴先生・娘さんの進藤幸恵さんの著書を参考にしています。
冷えとり健康法とは?足をあたためることで得られる健康
冷えとり健康法を簡単に説明すると、「冷えと食べすぎを無くして根本的に健康になろう!」という健康法です。
医師の進藤義晴先生が開発されました。
進藤先生は、患者を根本的に良くするためには東洋医学が必要だと感じ研究。
その中で「すべての病気の根本には”冷え”の影響がある」ということに気付かれました。
そこから「冷えとり健康法」を開発されたのです。
今や当たり前に口にされる「半身浴」や「足湯」ということばは、冷えとり開発者の進藤先生が作ったことばなのだそうです。
万病の根本原因は”冷え”
進藤先生曰く、万病(すべての病気)の原因には”冷え”があります。
冷えがあるとなぜ病気に至るのでしょうか?そこにはメカニズムがあります。
まず、「冷え」があると血行が悪くなり、血と気の巡りが悪くなります。
そして、血と気の巡りが悪くなると老廃物や未消化物質などの悪いもの(本の中では”毒”と呼ばれています)が外に排出されず、体の中でどんどん蓄積されます。
その結果、悪いもの(毒)が溢れて病気になるのです。
溢れた毒はどのような病気となるかは、人によって異なります。
例えば、肺が弱い人は肺炎になったり、心臓が弱い人は心筋梗塞になったり…。
そのため、元凶の「冷え」をとることが、あらゆる病気から人を守るための方法と考えられているのです。
”冷え”とは何?冷え性のことではない!
ここでいう”冷え”は俗にいう”冷え性”とは異なります。
「冷え」とは、手足が冷えることではなく、上半身より下半身が冷えている状態のことを呼びます。
つまり、「寒がりの人だから冷えがある」というわけではないのです。
そのため、真夏に「暑い暑い」と汗をかいている人でも、足元が上半身より冷えていたら、その人は”冷え”がある人となります。
ちなみに、人間の体は臓器が集まっている上半身のほうが体温が高く、下半身の方がぐっと体温が低いのが普通です。平均として上半身と足元では6度前後の差があるとか。
上半身より下半身が冷えていることが普通だと考えると、程度の差こそあれ、すべての人に冷えがあると言えるでしょう。
”冷え”をとると悪いもの(毒)が外にでる
下半身、特に足元を温めることで、冷えをとることができます。冷えとりの方法とは、ざっくり言うと「足をあたためる」ことです。
そして、冷えをとると全身の血行が良くなります。
血液が全身をスムーズに流れることは、内臓が元気に活動することに繋がり、その結果、体中の老廃物(毒)が体の外へと出されます。
冷えとり健康法で根本から健康に!
体の中から悪いものを出すということは、言い換えると病気のもととなる悪いものを体から減らすということです。
あたりまえですが、病気のもとがなくなれば、病気や不調を避けられますよね。
冷えとり健康法は、足をあたためることで病気のもとをなくし、根本的な健康を目指す魅力的な健康法なのです。
冷えとり健康法のうれしい効果4つ!
冷えとり健康法のうれしい効果を4つご紹介します。
冷えとりを継続すると、「病気にならない」だけではなく、見た目や心にもいい効果を表してくれます。
冷えとりによって得られるほんものの健康状態を知って、冷えとりに取り組みましょう。
疲れにくく、回復が早くなる
冷えとりで、免疫力・自然治癒力がアップします。
なぜなら、冷えがないと体の巡りが良くなり、自然治癒力が働きやすい環境が整うからです。
そのため、まず風邪や流行り病にかかりにくくなります。そして、たとえ不調を感じたとしても、回復までにかかる時間はかなり早くなります。
結果的に病院へかかる頻度が少なくなり、金銭的にも余裕ができるでしょう。
肌・髪の調子が良くなる
冷えとりで、肌や髪の調子がよくなってきます。
肌は色が薄くなり、つやが出てきます。冷えとり実践者の中には、継続していく中でシミが薄くなった人もいます。
また、白髪が少なくなり、髪が生えやすくなります。
このように、冷えとりを継続して行っていると、見た目にも良い効果があるのです。
体の臭いが薄くなる
冷えとりで、汗・腋臭・口臭・足の臭いなどの、体の臭いが薄くなっていきます。
冷えがあり体に悪いものがたまっている状態では、体の臭いはきつく出ます。冷えがだんだんと解消されていくと、同時に臭いも薄くなっていくのです。
冷えとり実践者の中には、冷えとりを始めたばかりの頃に、朝起きたら部屋中にくさい臭いが充満した経験をした人がいます。
「体の中の悪いものが臭いとなって外へでた」ということですね。
冷えとりを継続していくと、体の中の悪いものと同時に体臭が減っていくのです。
心がおだやかになる
冷えとりを行っていくと、体の変化だけではなく心の変化も感じられると思います。
なぜなら、冷えの影響は体だけではなく、心にも影響するからです。
悪いものがたまっている場所により、心への影響の出方はかわります。
- 肝臓に溜まっている:心が頑固になる
- 消化器にたまっている:くよくよと優柔不断になる
いずれにせよ、冷えをとることで、心がどっしりと穏やかな状態へなっていくのです。
冷えとり健康法のやり方4つ!気持ちよくデトックスしよう
冷えとり健康法の具体的なやり方を4つご紹介します。
万病の根本原因となる”冷え”を無くすためには、足元をあたためること(頭寒足熱)・食べ過ぎないことが必要となります。
頭寒足熱状態を保つためには以下の4つの簡単な方法があげられています。
- 半身浴
- 足湯
- 靴下の重ね履き
- 湯たんぽ
- 食べ過ぎない
すぐに実践できる内容ですので、早速やっていきましょう。
半身浴
半身浴で下半身をあたため、冷えをとります。冷えとり健康法の中では「半身浴」が1番効果的な方法とされています。
半身浴とは、「下半身だけ入浴すること」です。
まず、40度前後のお湯をみぞおちより下までためます。
そして、最低でも20分以上継続して入ります。
冷えとり健康法では24時間365日半身浴しても良いと言われているため、時間が許すかぎりゆっくり入浴しましょう。
足湯
足湯も半身浴と同等レベルの冷えとり効果があります。
まず、おけやバケツに少し熱いと感じる程度のお湯をためます。
そして、ためたお湯にゆっくり足を入れあたためます。
足湯はお風呂と違い、お湯の温度が冷めやすいので、やかんやケトルで沸かしたお湯で足し湯をしても良いでしょう。足湯をした状態で上からビニールをかけ、あたたかい状態を保つ方法もあります。
半身浴ができない場合は、足湯をすることで冷えとりを行いましょう。
靴下の重ね履き
靴下の重ね履きをして足のあたたかさを保つことで、冷えをとります。
このとき、化学繊維の靴下ではなく、絹や綿などの天然素材の靴下を使用することが推奨されています。
なぜなら、特に絹は排毒効果・保湿効果に優れており、体から毒を出すのに向いているからです。
基本的なやり方は、絹→綿→絹…のように、絹と綿の靴下を交互に4枚以上重ねて履く方法です。
手持ちの靴下に天然素材のものがなければ、普通の靴下を重ねて履きましょう。
普通の靴下は化学繊維が入っていることが多く、天然素材におとりますが、裸足でいるよりは冷えとりに良い効果があるとされています。
靴下の重ね履きは、半身浴や足湯をしているときのあたたかい足の状態を作るイメージで行いましょう。
湯たんぽ
寝ているときに湯たんぽを使用することで足をあたたかいまま保ち、冷えをとります。
ちなみに、寝ているときが1番悪いもの(毒)が外に出ていきやすいんだとか。
湯たんぽを使用し、寝ているときもしっかり冷えとりをおこないましょう。
可能であれば、冬だけでなく、夏にも使用することがおすすめです。
食べ過ぎない
「食べ過ぎない」ことは、冷えをとるために重要なポイントです。
なぜなら、食べ過ぎると冷え、冷えると食べ過ぎるという悪循環がおこるためです。
食べ過ぎず、半身浴・靴下の重ね履きなどをして足を温めることで、体から”冷え”は取り除かれていきます。
腹8分目を目安に食べ過ぎないように気を付けましょう。
冷えとり健康法は危険!?勘違いしやすい”めんげん”について
冷えとり健康法は、安全で効果的な健康法であり、危険性はありません。
なぜなら、「足をあたためて食べ過ぎない」という単純な方法をとるからです。
ただ、冷えとり健康法について調べていると、「冷えとり健康法は危険」「あやしい」といったワードがでてくることがあります。
これは、体から悪いものが一気に出ていく「めんげん」という現象が起こることがあるからです。
「めんげん」について正しい理解をしてから冷えとりを行いましょう。
「めんげんとはなにか」「危険ではないのか」について1つずつ説明していきます。
【めんげんとは?】一気に悪いもの(毒)が体の外へでる
「めんげん」とは、今まで体に溜まっていた悪いもの(毒)が一気に体から出ようして、一時的に体(や心)に不調がでることを指します。
出方や出る時期は個人差が大きく、一概には言えないですが、人によっては高熱がでたり、全身がだるかったり、鼻水や痰がたくさん出たりといった症状がでます。
リンパマッサージを受けたことがある方は、施術後に似たような経験をしたことがあるかもしれませんね。(もみほぐされてリンパの流れが良くなることで、一時的に体がだるくなることがあります)
足元が温まり、血と気の巡りが良くなった結果、体に蓄え続けていた悪いものが外に出た現象なので、めんげん自体に悪い意味はありません。
めんげんはチャンス!大きく健康へ前進
冷えとりをして「めんげん」が起こることはマイナスなことではなく、むしろ良い事です。
なぜなら、いつか病気として表れていたかもしれない悪いものが、軽い症状として体の外に出ているからです。めんげんは「一気に健康体へ近づくチャンス」といってもいいかもしれません。
めんげんで悪いものが外にでている間は、基本的に薬や外科処置などで悪いものの排出を抑えないほうが良いとされています。せっかく外に出ようとしている毒を薬で抑えてしまうからです。
ただ、心配であれば病院へいくことは問題ないとのこと。不安になる心も冷えを招く原因です。
「心配になれば病院へいけばいいや」とドンと構えて、悪いものを体の外へだしましょう。
悪いものが出切ればOK!不調は続かない
めんげんは永久に続くものではなく、悪いもの(毒)が出きってしまえば症状はおさまります。
例えば、一次的に高い熱がでたり、肌に痒みがでたりしたとしても、症状には終わりがあります。
「たまっていた悪いもの(毒)が外にでたんだな」と思って、悪いものが出切るまで淡々と冷えとりを続けていきましょう。
前より健康になってる!めんげん後の体
めんげんが終わったあとの体は、以前よりも冷えがとれ、健康な体となっています。
目に分かりやすくシミやニキビ跡が薄くなっていたり、目に見えなくても体から病気のもとが消えていたりします。
めんげんが出ているときは一時的には辛いかもしれませんが、終わってしまえば、以前より健康状態になっているでしょう。
【体験】肌がきれいになった!?わたしの冷えとり健康法
効果を感じた、わたしの冷えとり体験についてお伝えします。
わたしが冷えとり健康法に出会ったのは、服部みれいさんの著書から。
みれいさんの本では一貫して「自分を大切にすれば、その結果周りの人、社会にもいい影響をもたらす」ということが書かれていて、各本の中には「自分を大切にするためのヒント」が山ほどちりばめられています。
そのヒントの中の1つが「冷えとり健康法」でした。
「なんかまだよくわからんけど面白そう…!」と興味を持ってから試すまではとても早かったです。
滝汗!垢もたくさん!?半身浴でつるんとしたお肌の誕生
冷えとり健康法の第一歩。まずは半身浴を試しました。
手元に靴下が届いてなくても試すことができるのが「半身浴」です。
お湯の温度を40度に設定し、いざゆかん!と久しぶりの入浴。(今までシャワーで済ませることがほとんどでした)
最初はぬるいな物足りないなと思っていたのに、途中から驚くほどの滝汗!
タオルで汗をぬぐいながら、暇だからとお風呂場に持ち込んだ本を読んでぼんやりすごしました。
これが、本当に気持ちよかった!
そして、ある日から、半身浴をしていて顔がかゆいなと思って肌を掻くとぽろぽろと垢が落ちるようになりました。
その垢の量がびっくりするほど多くて。
え~~!と思いながらも掻いて垢を落としていたら、お風呂あがりにびっくり!なんかお肌がつるんとしているんです。
化粧水はすい~っと浸透するし、何より手触りが良い。
もともとニキビ肌でざらざらしやすいわたしにとっては本当にうれしい変化でした。(今ではクレーター状態になっていたニキビ跡がだんだん薄くなってきています!)
靴下重ね履きは意外と気持ちいい
靴下が届いたので靴下の重ね履きにも挑戦しました。
初めてなので、基本的な枚数と言われる4枚の重ね履きにトライ。
まずは5本指の絹、次に5本指の綿、丸先の絹、丸先の綿。
こんなに靴下を重ねた経験がなかったので、ちょっと面白くてなぜか恥ずかしい気持ちになりましたが、履いてみるととってもあたたかい。
普段履いていた化学繊維がはいっている靴下とは違い、長時間履いてもべたべた蒸れなかったのが驚きでした。(今では靴下を8枚重ねることもあります!)
寝つきと眠りの質が良くなった!
冷えとりを継続していく中で、寝つきと眠りの質の改善を実感しました。
夜、足が冷えて寝付けないこともしばしばだったわたしは、靴下を重ね履きして湯たんぽを入れて寝た夜、いつもより早く深く寝付くことができました。
日によって差はありますが、冷えとりを開始してからの方が圧倒的に睡眠の質があがっています。
わたしのめんげんは頭痛だった!
わたしのめんげんは、頭痛としてでました。
お風呂上りなのに、頭痛と体のだるさが1日中続いた日があって。
お風呂で温まって血管が広がると、頭痛はましになるはずなのになんで?と思いながらも、無理せずゆっくりしていると翌日にはすっきり。
もともとストレスが大きいと頭痛がでやすかったので、頭痛という形でのめんげん反応が出たのかな?と今では思っています。
冷えとりはずっと続けたくなる健康法
冷えとりを開始してから3ヵ月以上が経過していますが、これからも続けていきたい健康法の1つとなりました。
世の中に様々な健康法があるなかで、冷えとりは「気持ちが良くて、効果があり、しかも簡単」な健康法です。
これからも継続しておこない、その効果をしっかりと受け取っていきたいなと思っています。
【冷えとりグッズ】あると便利なアイテムを4つご紹介!
あると便利な冷えとりグッズを4つご紹介します。
特別なものがなくても始められる冷えとり健康法ですが、冷えとりに適したアイテムはあります。
気になるアイテムがあれば、ぜひ試してみてくださいね。
冷えとり靴下
現在、冷えとり専用として絹や綿の靴下を販売する会社が増えてきていますが、わたしのおすすめは「正活絹」という会社です。
冷えとり健康法を開発された進藤先生がこの会社の靴下作りに関わっていたのだとか。
正活絹の冷えとり靴下は、他社製の靴下よりもゆるめに作られており、重ねて履いたときの気持ちよさが格別です。
足湯用バケツ
足湯用のバケツは、普通のバケツと比べて足がすっぽり入り、高さもあるので便利です。
さまざまな足湯用バケツがありますが、わたしが実際に使っておすすめしたいのはイノマタのもの。
お手頃価格で、持ち運びがしやすく、足をいれたときの自然な感じがとても好きです。
【まとめ】冷えとりは気持ちよくて手軽な健康法!
冷えとり健康法は、「冷えをとれば健康になれる」というとってもシンプルな健康法です。
色々な本を読んでいると、大事なことってシンプルなことが多いですよね。ほんとうにすごい人の教えも、実はとってもシンプルだったりします。
半身浴や足湯がメジャーとなった今、そのうち「冷えとり健康法」という名前も誰もが知る時が来るのかも…?なんて思ったりします。
半身浴や足湯など、お金をかけずにできるものばかりなので、「冷えとり健康法」に少しでも惹かれたならばぜひ試してみてくださいね。
根本的な健康をてにいれましょう!
★「冷えとり健康法」の書籍
★冷えとり健康法の体験談が読めるサイト
冷えとり健康法 進藤幸恵公式サイト 子すずめ・くらぶ https://hietori.site/
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