創作は、心を癒す。これはわたしがこの休職期間に得た学びの一つです。
先月上旬に「うつ状態」と診断されたわたし。仕事をお休みせざるを得なくなり休職期間へと入りました。
うつ状態のときって、外から見ると「ぼーっとしてる」「無気力」「疲れてる」という様に見られることが多いかもしれません。
わたしの場合は、一部正しくて、一部違う。
確かに疲れているし、気力も湧かない。でも、頭の中は過活動。考えることがやめられないんです。
頭の中を同じような考え(だいたい悪いこと)がぐるぐるぐるぐる堂々巡り。
しんどい、辞めたい、でもさぼるわけにはいかない…
そして考えれば考えるほど徐々に悪い方向に考えてしまう。
みんな頑張っているのに、わたしはなんてダメな人間なんだ。
できることなら悪いことなんか考えたくない。でも考えが止まらない。
そしてメンタルは地の底へ…。
幸いストレスの原因である仕事から離れることができたわたしは、現在は症状が残らずにメンタルを持ち直すことができました。
今はとっても元気。
でもお休みに入った直後はめちゃめちゃしんどかったです。
仕事をしなくても良いとはいえ、考え事が頭の中を駆け巡ることは止められない。
仕事から離れているのに、わたしの頭の中は仕事のことでいっぱいいっぱい。
そんな時にわたしを助けてくれたのが、「創作」です。
具体的に言うと、「書くこと」「絵を描くこと」「料理をすること」。
創作なんて元気なときにしかできないのでは?と思われそうですが、何かを生み出すことはこの上なく心を救う。ゼッタイ。
わたしの経験をお伝えしますね。
書くこと
わたしがメンタル最不調期に最も勤しんでいた創作活動が「書くこと」。
頭の中を駆け巡る悪い考えたちをあえて正面から見つめて、文字に落とし込みました。
意識的にそうした、というよりも、書かざるを得なかった。
自分を責める自分の声たちがしんどくて仕方なくて、文章にしてしまうことでしか耐えきれなかったのだと思います。
結果的に、書くことによってしんどい気持ちが可視化され、整理され、切り離され、ぐるぐると回る思考の海からなんとか出ることができました。
そして、わたしを苦しめるだけの辛いできごとが一つのエッセイになった。
いろんな人に読まれて、中には励ましてくれる人もいた。その事実もわたしの心を浮上させてくれました。
絵を描くこと
絵を描くこともしました。
絵を描くのって「何描こう?」の段階が一番しんどい。
できるだけ考えたくないわたしは描こうとしてやめる、を何度か繰り返しましたが、結局「このペンって色でるんか?」と試し描きをしたところから絵を描けました。
しんどいわたしが「絵」をかけた。しかも上手くはないけどなんか味がある。
自分の絵、わたしは好き。
自分が絵を生み出せたことにちょっと感動して、元気が出ました。
料理をすること
時間だけはたっぷりあるわたしは、自ら志願して毎晩のごはんを担当することにしました。(今まで夫と交代制だった)。
時間に追われていた今までとは違って、ゆっくりゆっくり丁寧に作ることができる。そしてできた料理を「おいしいおいしい」と2人で食べました。
自分が生み出した料理が、夫とわたしの栄養になった。そして美味しくて心を満たしてくれた。
その事実がわたしに自信をくれました。
創作は心を癒す
自分の手で何かを生み出すことは、自分の心を癒します。
「わたしが作ったんだ」という事実が、「何もできない自分」という自分のイメージから「できることがある自分」という水面まで自分を浮上させてくれます。
これは、わたしだけじゃなくて様々な人が言ってること。
ライターの古賀さんは、自分で作ったカレーライスに救われたエピソードをnoteに書いてます。
脚本家・ライターのさえりさんは、ツイッターでこう言ってます。
創作は、心を癒すよ。
わたしだけの経験ではないから、みなさんもぜひ試してみてくださいね。
「創作は心を癒す」ということば、ちょっとしたお守りみたいに心に留めていてくれたら嬉しいです。
今日も一日お疲れさまでした!
追伸:今日のわたしの創作↓
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