この記事ではわたし自身のメンタル不調を振り返り、当時のうつ状態について考えてみます。
・自分を大切にするためにできること
・もしもまた落ち込みかけたら?
同じように気持ちが落ち込みやすい方たちへむけて。
今のわたしが「メンタル不調真っ只中」を振り返る
ご存じの方もおりますが、現在わたしは休職中。
休職の直前に受診した心療内科では「うつ状態」と診断されました。
好きなリハビリの仕事での、大きな大きなストレス。
まだ頑張れる、もうだめかも、いやいやまだまだ頑張れる。
それを繰り返して繰り返して、繰り返して。
その結果、パンクした自転車のタイヤみたいに前に進めなくなりました。
つらくてしんどくて、でも前を向きたくて。
そんな頃は何もしないのも辛くて、ただひたすらnoteに気持ちをつづる日々。
気づいたら出勤することもできなくなって、ずるずると沈み込むように休職へと入りました。
そして今現在、お休み開始から約3週間ほど。
周りの優しい人が「好きなことだけしてね」「仕事のことは考えないで」「たくさん寝てたくさん食べて」と優しいことばをかけてくれて。
それでもすり減ってむきだしになったよわよわの心では、
「考えずに休むとはどうすれば」とか
「どうしても気になって泣けてくる」とか
優しさを受け取ったはいいものの、それをどうすればよいのか分からず持て余し、ただぐちゃぐちゃと考えてしまう。最初の頃はそんなことの繰り返しでした。
無理やりながらも、
自分のために書き溜めてきたストレス解消法をやってみたり
今まで自分が好きでやってきたことを無心でやってみたり
時にはなにもせずただ「寝ることをする」「ぼーっとすることをする」など意識的に休んだり。
なにもできずにから回ってただ泣いていたこともあります。
でも、そのうち泥みたいなしんどさが流されて。
段々と心にパワーがたまってきて。
今ではずっとやりたかったブログまで始めることができています。
周りの方々、心配してくれたみなさん、ありがとう。
振り返ってみると
「絶対にあのとき頑張ってはいけないときだった」とか
「あそこまで無理する必要はなかったのでは?」とか
渦中にいる時とは違った自分への思いが出てきます。
なんであの時はそう思えなかったんだろう?
わたしが今思うあの頃の自分を、ちょっと書いてみようと思います。
いうて3週間くらいしかたってないんだけどね。
メンタル不調のときの心と頭
精神的なしんどさって、ショックな大きな出来事でガン!とくることもあれば
小さなことが重なって重なって、だんだんと辛くなっていくこともありますよね。
今回、わたしは後者のほう。
同じようにだんだんしんどくなって、仕事ができなくなっていく人も多いんじゃないでしょうか。
あとは、小さなしんどいことが重なるのに加え、別の地味なしんどさがずーーーーっと長く続くとか。
常に上司から”ちゃんとやれよ”のプレッシャーがあって辛かった。
そういうしんどさって、少しずつ自分の心を侵食していくものだから、
どこで「もう頑張ってはいけないの一線」を越えるのか、わからなくなっちゃうんですよね。
頑張れる?頑張れない?ここで休むとさぼりかな?とか考えるけど、
この段階では、自分のしんどさセンサーは壊れてしまっていて。
もう自分の思考はあてにできない段階だった。今ではそう思います。
だから表に見える身体に表れる症状とか、自分の取る行動とかから判断するしかない。
あとは周りの人の意見の方がこのときばかりは正しいです。
夫によく「今日もう休めば?」と言われてた。
でも、めちゃめちゃ落ちきるまでにどうにか自分で浮上したい!
そう思ってしんどさをふりかえり、自分なりの自分の取り扱い説明書的なnoteを書きました。
自分を守るのは、基本的に自分です。
自分を守るとは、自分を大切にすること。それは自分を見つめないとできません。
自分をみつめ、自分の取り扱いを、自分でわかるように少しずつ理解していく。
そして、
もうこりゃだめだ!
って状態が来た時には、何をおいてもまずは自分の心を守る。
それさえできれば、あとは意外と何とかなるものです。
というか、心が壊れるなら、ほかのあれやこれやは何とかしなくても良いのです。
自分でなんとかできる範囲なんて、自分の両手が届く範囲。とっても狭い。
でも、こういう辛くて思考が狭まっているときは、両手の範囲外のところまで何とかしようとしちゃうんですよね。みんな、責任感が強いから。
でも、もう一度言います。
自分の心を守るために、まずは休むことが何より大事!
もしもまた落ち込みかけたら?
現在、割と元気に色々と好きなことに励んでいるわたし。
でも、いつまたどこで心の調子が悪くなるかわかりません。
なんとか回復したとはいえ、元々の性格が変わったわけではないのだから。
でも、なんとなく次は今回より自分で休むタイミングに気付ける気がする!
そう思うのは、落ち込んだ時の自分やつらい時の自分をしっかりと見つめることができたから。
こうなったらやばいかも、という状態が分かったのが大きいです。
わたしの場合は、「肩こり・首こりがひどくなり呼吸が浅くなる」、「頭痛が連日おきる」、「家では泥のように寝ている」というときがもう休んだほうがいいとき。
だから、もしわたしと同じようにつらい気持ちを抱えやすい、落ち込みやすい人がいれば、
ぜひぜひ自分の心と体に表れる症状をしっかり見てあげてください。
今、心がつらい人へ
そんなことを言っても、今心がしんどい。つらいことばかり。客観的になんてなれないよ。
そんな人はたくさんいると思います。
わたしが今のタイミングでこの記事を書こうとおもったのも、ネットでしんどい気持ちを吐露するある方をみたから。
わたしは精神科医でも臨床心理士でもないし、心の専門的な知識はありません。
でも当事者として言いたいのは、「心が壊れる前に、その原因や環境から離れて」ということ。
わたしは以前、大学生のころに心を壊して精神科の閉鎖病棟に入院したことがあります。
期間はおよそ3ヵ月。
幸い現在残っている症状はないですが、本当の意味で元気になるまでに約4年かかりました。
一時の無茶による代償としては、長すぎます。
だから、どうかどうか自分以外のことを大事にするよりも、まず自分の心を大切にしてほしい。そう思います。
自分を大事にすることは、近くの大切な人の心を守ることにつながるので。
具体的な方法としては
・ストレスの原因から一定期間離れる(仕事を一定の期間休む)
・自分の身近に大切な人がいれば気持ちや症状を話して客観的意見をもらう
・精神科や心療内科を受診する
心療内科を受診するのは、もちろん心を回復させる目的でもありますが、
「心療内科に行くほど自分はつらかったのだ」
その事実が、自分を助けてくれることもあるかと思うからです。
多くの人が自分の心をまもれるように。
朝が来るのを希望をもって待つことができるように。
自己満足でしかない、なんの力もない記事ですが、そんな思いをこめて残します。
*
わたしが心療内科を受診するまで、また受診した時のことは以下記事に書いています。
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