第二夜!夫婦で夜な夜な読書会。
読書が趣味のわたしたち。今夜も各々が読んだ本について語り合います。
前回はそれぞれ2冊、計4冊の本について話しました。
ただ、だらだら話していると3時間(長い!)経っていたので、
今日は1冊ずつの計2冊について話します。
今回の本はこちら。
- 旅のラゴス――筒井康隆さん
- NATURAL HAPPYいちばんの幸せが見つかる本――上原愛加さん
ワクワクすることの重要性――旅のラゴス/筒井康隆さん
1冊目は夫が選んだ旅のラゴス。
今回は自分でもなぜ面白いと思ったか説明できないのを選んでみた!
夫の説明から内容をざっくりまとめると、
・ある男(ラゴス)が数十年かけ世界中を旅する話。
・世界設定:文明が失われ、そのかわり人類は特殊能力をもっている。
例)集団転移(人々が手をつないで念じると別の場所へテレポートできる)
・それぞれの国は全く別世界。
例)同時に二人の女性と結婚することができる国がある。
・謎や終着点はない。ただラゴスの旅を追っていく話。
こんな感じ。わたしは読んだことがありません。
面白い本やけど、なぜか面白いかわかんないんやんね。
そうなんだよね。
謎を解き明かすわけでもないし、教えや名言があるかと言われればそうでもないし…。
夫が好きな本の多くは「設定が綿密で」「伏線回収がされて」「ありきたりではなく」「予想できない面白さ」があるもの。
小説でいうと貴志祐介さんの『新世界より』、
漫画でいうと『進撃の巨人』、
アニメでいうと『魔法少女まどか☆マギカ』などなど。
それらと比較すると、たしかに『旅のラゴス』は全く雰囲気が異なります。
ラゴスは色んな国に行って色んなことを経験するんよね。
そうそう。
国ごとに全く世界が違うから、どんなことがおきるのか、次はどんな国に行くのか気になるんだよね。
どんなことが起きるか気になるというのは…ワクワクする?
ワクワクするね!
それじゃない?
なぜかわからないけど読んでしまう。特別なことは起こっていないのに、次のページが気になる。
そんな本、わたしも思いつくものが数冊あります。
よしもとばななさんの『アムリタ』とか、瀬尾まいこさんの『そしてバトンは渡された』とか
いうならば「ワクワク感」。
自分と違う考えの主人公が日々をただ過ごすことで感じる気持ち。
自分と違う環境や世界を生きる主人公がそこで過ごし起こる出来事。
自分だけでは想像し得ない気持ちや世界に連れて行ってくれるという「ワクワク感」。
それこそが、夫が旅のラゴスに面白さを感じる理由なのではないか、と思いました。
たしかにワクワクするから読めるっているのはあるかも。
冒険ものって何歳になっても読んでて面白いしね。
そうやんね。
ちょっと話はずれるけど、最近面白いと思って見続けられるドラマも、ワクワクするものが多いかも。
そうだね。
この間のドラマ「ブラッシュアップライフ」はまさにそうだったね。先が読めなくて、驚くような展開で。
見続けさせるにはワクワク感が大事なんやね!
最近は王道の恋愛ドラマとかには惹かれなくなってしまったわ。
俺たちの書く小説も「ワクワク」とか「筋がよめない」とか「非合理性」とか、そこらへんも大事にしたほうが面白くなりそうだね。
最終的に自分たちの小説(夫婦で書いてるファンタジー小説)にどうワクワク感をもたらすか、という話で盛り上がりました。
脱線するのが夜な夜な読書会の良いところ。
まとめ
・旅のラゴスが面白かった理由は「ワクワク感」かも
・先が読めない面白さが読者や視聴者を惹きつける
自分の領域をまもること――いちばんの幸せが見つかる本/上原愛加さん
つづいてはわたしの選んだ本。
上原愛加さんの『NATURAL HAPPY いちばんの幸せが見つかる本』です。
実はこの本、先日友人から「貸したい本があるねん」と突然貸してもらった本なのです。
朝ちゃんに合うと思うねん。
こちらの友人から借りた本、今まで合わなかった試しがなく(すごい!)今回も期待を膨らませて読みました。
実際読んでみてどうだった?
めっちゃよかった!!
どんな内容の本なのかざっくりまとめると
・人間が幸せに生きていくための指南本(とくに女の子むけ)
・自分を大切にすることで起こる奇跡みたいなことを、可愛い絵とともに丁寧に説明。
・いわゆる「引き寄せの法則」・「潜在意識の活用」を別視点からやわらかく書いているもの。
こういう本、大好きなんですよね!!!!(今日一のテンション)
なんだか読んでいるうちに心が前向きに、よりよい未来にわくわくするような気分になります。
挿絵がとってもかわいくて、それもあわせて気分があがる!
引き寄せの法則・潜在意識の活用!みたいな本ってたくさんあって、この本も例にもれずその類に入るものだとは思うのですが。
この本、ほかの本と比べて何がよいかというと
・かなりやわらかく、読者を取りこぼさないようにめちゃくちゃ丁寧に書いている
・本の装いも挿絵もかわいくて、読んでいると自分の乙女的な部分が喜ぶ
やっぱり本って内容が第一に大切。でも負けないくらいその装いや挿絵も読者を惹きつけるんだなと改めて感じました。
俺もそういう本すき!
自分を大切にするといいことがおこるって、この本ではどう書いてたの?
この世界には自分の力と自然の力があって、自然の力は自分が想像もできないほど大きな良いことをもたらしてくれる。
自分の価値を自分でしっかり知って大事にしてあげることで、自然の力が自分をしぜんと助けてくれるようになるって書いてた!
「自然の力」というのは、別の本で言うところの「宇宙の力」「潜在意識の力」とイコールであるといっていいと思います。
色んな本で、同じことが、別の言い方で書かれています。
自分を大切にすることで、自然の力(宇宙の力・潜在意識の力)という大きな力を得られる。
それは世の中の真理なんだな、と思います。
自分を大切にするって、仕事や家事ややるべきことで忙殺されてるとなかなか難しいよね。
そうだね。「これだけはゆずれない」という自分の領域を保つことが大事なのかも。
夫の自分の領域って具体的にはどんな感じ?
俺だったら、たとえ会社でどれだけ嫌なことがあっても家では忘れる。読書や小説の執筆、バイク(予定)の楽しさは絶対に譲らない。
確かに自分の楽しみ(領域)を大切にしてるよね。
わたしは嫌なことがあったら家でも休日でも引きずるからなぁ~~
そうなのです。わたしは仕事ややるべきことに忙殺されると、自分の領域まで仕事に侵されて疲労困憊。
自分のことを大事にできなくなってしまうんですよね。
夫のように絶対に譲らない部分を自分の中に作っておくことは、自分にとっても周りにとっても大切だよなぁと思いました。
ちなみにこの『NATURAL HAPPY いちばんの幸せが見つかる本』は基本的に概論。
上原さんの別の著書『人生は、だれでも魔法のように変えられる!』ではより具体的に自分を大切にする方法が書かれているので、併せて読むのがおすすめです。
自分を大切にする一歩として、ベランダあけてぼんやり足湯をしてみた。
いいじゃん!その調子!
まとめ
・自分を大切にすることで、自然の力が思いもよらない良いことをもたらしてくれる
・自分を大切にするためには、自分の領域(楽しみ、好きなこと)を絶対にゆずらないこと
【第二夜】夜な夜な読書会まとめ
どうでしたでしょうか!
今日も脱線しながらたくさんしゃべって、気づいたら2時間越え。
前より冊数半分にしたのにめちゃ長い
本について話すの、新しい発見や気づきもあってめちゃ楽しいです。時間が溶ける。
友人や家族や恋人と、たくさん話す話題の一つに「本」を入れていただくと楽しいかも。
我が家は基本的に週一回のペースでしっかり時間をとって読書会を開くことにしています。
来週は何の本についてしゃべろかな!
ではでは、また読んでいただけると幸いです。
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